山岳遭難のリスクは、あなたのすぐそばに。
年間約3,000人が遭難。約300人が死亡、または行方不明に。
さらに、捜索・救助が難航すると多額の費用が発生。
最長7年間、大きな負担がご家族にもかかります。
天候不良による道迷い。警察や民間ヘリなどによる捜索が行われたが発見に至らず、事故発生後3週間後にBCスキーヤーにより発見。
道迷いによる遭難。悪天候のためヘリコプターでの捜索・救助は行えず。警察の救助隊員3人と民間の救助隊員3人が出動し、翌々日に発見、救助される。
捜索・救助が難航すれば多額の費用が必要となります。
日当:夏季30,000円/1日~冬季50,000円/1日が一般的で、これに諸経費や装備の消耗等の費用が加わります。
仮に冬季の捜索活動が長期化した場合、数百万円単位の費用が発生します。それでも発見に至ればよいのですが、毎年40名前後の方が未発見のままです。
※ 「山のリスクマネジメント」 山と渓谷社 引用
本来であれば支払われるべき住宅ローン、生命保険金、退職金の平均値の合計額。
住宅ローン
生命保険金
退職金
多額の捜索費用を投じても発見されない場合遭難者は「失踪者」として扱われ、死亡認定が下りるまでの7年間もの間、ご家族は生命保険金、住宅ローンの債務弁済を受け取ることができません。さらに、長期間会社を欠勤すると、無断欠勤を理由に解雇され、退職金が支払われないケースがほとんどです。
※ 住宅ローン、生命保険金、退職金の平均値から算出。
ココにいるとヘリに伝える…。山岳地が国土の70%をしめる日本では、まだまだ携帯電話の電波が行き届かないウィルダネスフィールドがたくさんあります。本人に連絡が取れない場合に、山岳救助は極めて難航します。このシステムは、自分の為だけではなく、残された人のために必要なアイテムだと私は考えています。安心して見送ってもらうために。待っている人が安心できるように。
国際山岳ガイド 近藤謙司氏